特集記事「NPOと地域経済」
■特集記事『NPOと地域経済』
 ここには、NPO・コミュニティビジネス研究会が東奥日報朝刊・経済面に毎週火曜日連載している「NPOと地域経済」の記事を、東奥日報社の許可を得て掲載します。

▼第1部 「人にやさしい経済」への胎動

 最近、NPOが社会的に注目を集めています。NPOには、「困っている人を助ける」「皆の善意を生かす」役割だけではなく、地方自治体の行財政改革や地域経済の活性化の面でも、期待が高まっています。
 連載の第1部では、地域経済に貢献するNPOの事例を紹介します。社会的使命(ミッション)と事業性の同時追求、生活者・当事者の視点、横につなぐネットワーク、未来の先取りなどが、NPOの行う経済活動の特徴であると言えます。

第1回 21世紀の成長産業 (4/1掲載)
第2回 市民風車 (4/8掲載)
第3回 車椅子移送サービス (4/15掲載)
第4回 観光を通じた地域活性化 (4/22掲載)
第5回 環境規格 (4/29掲載)
第6回 エコマネー (5/13掲載)

▼第2部 「儲けない会社」の世界

 第1部では、NPOという言葉を定義せずに使ってきました。NPOが経済にどう係わってくるのか、そのイメージをつかんでいただきたかったからです。第2部では、NPOとは何なのか、どういった考え方が背景にあるのかを、議論してみたいと思います。

第7回 4つの条件 (5/19掲載)
第8回 形式より《想い》 (5/26掲載)
第9回 公益のパートナー (6/3掲載)
第10回 非営利と収益(上) (6/10掲載)
第11回 非営利と収益(下) (6/17掲載)
第12回 青森県の現状 (6/24掲載)

▼第3部 「働きがい」の復権

 出口の見えない不況のもと、働く場の不足は、深刻な社会問題のひとつです。その一方で、せっかく仕事を見つけても、「やりがいを見いだせない」「仕事や会社になじめない」という理由で、辞めてしまう人もいます。第3部では、NPOを人的な側面から見ることで、「働く場」としてのNPOの可能性について考えたいと思います。

第13回 支える人びと (7/1掲載)
第14回 事務局長の仕事 (7/8掲載)
第15回 保護から貢献へ (7/15掲載)
第16回 エゴを生かす仕掛け (7/22掲載)
第17回 育て市民起業家 (7/29掲載)
第18回 緊急雇用対策 (8/5掲載)

▼第4部 自立のための戦略

 第4部では、NPOの活動をお金の面から考えてゆきます。多くの団体にとって、最大の悩みは活動資金の不足だと言ってよいでしょう。NPOの運営には、どういった資金がいくら必要か、自分たちはどこに重点を置いてゆくかを、常に意識する必要があります。

第19回 さまざまな資金源 (上) (8/12掲載)
第20回 さまざまな資金源 (下) (8/19掲載)
第21回 会費中心の運営 (8/26掲載)
第22回 社会貢献カード (9/2掲載)
第23回 助成金を使いこなす (9/9掲載)
第24回 収益事業の設計 (9/23掲載)
第25回 行政との協働 (9/30掲載)
第26回 市民出資の可能性 (10/7掲載)

▼第5部 社会の実験室として

 この連載では、NPOと地域経済との関わりをテーマに、NPOの考え方、人材・資金の特徴などを紹介してきました。連載の最後となる第5部では、ここまでに紹介した内容をふり返りつつ、扱えなかった話題についてもいくつか採り上げます。

第27回 設立時の検討項目 (10/21掲載)
第28回 法人の形態を選ぶ (10/28掲載)
第29回 認証申請と法人化 (11/11掲載)
第30回 「結い」の先進性 (11/18掲載)
第31回 企業との共存 (11/25掲載)
第32回 情報公開と情報戦略 (12/2掲載)


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