きらりと光る みんなのちから 《ろうきん1億円基金》《パートナーシップ制度》が応援・後押しします。

企業紹介

《東北ろうきん》は東北管内に82店舗ある、働く人のために作られた金融機関です。1993年、旧青森ろうきん創立40周年記念事業として「ろうきん1億円基金」を創設。教育、文化、福祉、環境、スポーツなど、各分野で活動する団体を支援してきました。また、2007年からは東北6県各地域のNPO支援センターと協働してシニア・団塊世代の新たな出発を後押しする社会貢献プログラムを導入して活動をスタートしました。

取り組み

<「ろうきん1億円基金」>
1993年、旧青森ろうきん(現在:東北ろうきん青森県本部)創立40周年を記念して、「ろうきん1億円基金」を創設いたしました。
この制度は、青森県内各地で「元気なふるさとづくり」のために地道な活動をしている地域のボランティア団体や、文化啓発、保存活動などを取組んでいる団体を資金面で支援するものです。  
支援の方法は、文化、教育、福祉、環境保護、スポーツなど、地域づくりの各分野で活動している団体に助成金を贈ることと「地域文化奨励賞」として顕彰することです。
受賞団体の決定は、青森県内の文化人、マスメディア関係者などで構成する選考委員会が行っています。また、助成団体・助成金額について、現在は、年間10団体程度へ1団体あたり20〜30万円を助成しています。  
第1回は59団体1個人からの応募があり、18団体と1個人に助成金が贈られました。金賞に輝いたのは八戸市の「ジュニアホッケークラブ」、銀賞は「あおもり映画祭実行委員会」と「日本野鳥の会青森県支部」で、今も地域で活動を続ける団体が選ばれました。
当時は、ボランティアはもちろん、NPOという言葉もまだ市民権を得ていなかった頃でしたが、県内には地域や障害者や芸術や環境などさまざまな分野で地道な活動に取り組んでいる団体が数多く存在しました。
そういう地道な活動に、ささやかな金額ではありますが、毎年支援を続けてきた結果、回を重ねるほどに応募団体は増えていき、多い年は100団体を超えました。
この間、阪神淡路大震災が発生し、国民のボランティア活動への理解が深まり、活動する人も増えました。NPOという言葉や考え方も浸透しました。
さらに近年は、高齢化や過疎化の進展とともに、支え合うことの大切さも人々の心に広がりました。 2007年の第15回までに、「ろうきん1億円基金」は、のべ1,111団体の応募に対し、224団体の活動を応援することができました。さらに、毎年秋には「ふるさと ガンバリスト フォーラム」を開催し、表彰式と受賞団体の活動紹介やシンポジウムを行なっています。 
第1回から選考委員を努め、第2回からは会長を務めている熊谷拓治様(漁業会社社長/八戸市)は、2007年のフォーラムのなかで「応募団体の活動をじっくり読ませていただくたびに、私はこの地域とここに暮らす方々に勇気づけられます」と語っています。時代は大きく変わり、多くの企業が不況の深刻化に伴い社会貢献に消極的になるなかで、よりよい地域づくりにささやかでもお手伝いできることは、地域で地道に活動されている方々に愛されたいと願う私ども《ろうきん》の喜びでもあります。
「ろうきん1億円基金」は、2008年第16回を迎えました。今年もきらりと光るみんなのちからを応援します。

<パートナーシップ制度>  
団塊世代が地域に帰ってきました。今、地域社会はシニア・団塊世代の参加を求めています。ボランティア活動への関心は高いのですが、両者をつなぐ情報、きっかけがないため、参加できない状況が多く見られます。そこで、私ども《東北ろうきん》は、東北6県各地域のNPO支援センターと協働して、ろうきんに加入している労働組合(会員)の団塊世代や、退職された方々で構成する「友の会」会員を中心に、居住地域での生きがいづくりや人脈づくりのための「気軽に安心して参加できる社会貢献プログラム」を導入して、参加してくれる仲間がほしいNPO団体との橋渡しをする活動をしています。  具体的には、ボランティア活動に興味のある人を対象に事前セミナーを開催し、希望するNPO団体での5日間の活動体験を提供します。活動終了後にレポートを提出いただき、最終的には活動経験交流会で、意見交換をします。  私どもの活動により、これまで地域社会と必ずしも密に触れ合ってこなかったシニア世代・団塊世代の方々が、自分達の住む地域のことを知り、その地域づくりに遅ればせながらでも参加するきっかけとなれば、働く人を支える金融機関として、大変うれしいことです。